サウジアラビア 模様 ②
アッサーラムアライクム!
السلام عليكم
皆様、こんにちは!
ドバイ在住 ERINA です!
今回は前回の続きのサウジアラビア編をお届けします。
今回はそもそもお仕事でサウジアラビアに来たのですが、内容としては、元々のお仕事が、美容業界にどっぷりいたということもあり、知り合いの伝手で美容のサポートのお仕事でオファーをいただき、Beauty World Saudi Arabia へ。
さすが、サウジ!と思ったのが、ドバイもそうだけど、基本夜型。
イベントオープンは14時〜22時まで。
日本でもビューティーワールドはよく開催されているのですが、大体いつもは午前スタートで夕方には終わるイメージ。
やはり、中東エリアは、夏は特に日中暑すぎて外出できないので、涼しくなる夕方前くらいから、外出する習慣があるので、こういったイベントの時間帯もそういう設定なんだろうなと思いました。子供も結構、夜遅くまで外で遊んでたりする。
てか、午前中はほぼ、外で人を見かけないので、みんな一体どこにいるんだろうと思うくらい、本当に誰もいないし、お店も開いていない。笑
久々の美容業界は、会場に入った瞬間、懐かしさを感じながら、違和感もなく、やはり、私の人生には、”美容”というカテゴリーは一生ご縁があるもんだなとも思った。
今回は、日本の美容メーカーさんのサポートで、ヘアプロダクツの展示で、私は、来場者のヘアをアレンジするというお仕事。私ともう一名、東京から来た女性の美容師さんと二人で担当。(イスラム国なので、男性美容師が女性に触れられないため女性スタッフのみ。)
ブースには、次から次に、お客様が来ましたが、やはり“JAPAN ” ブランドは最強だということを確信しました。
ドバイにいてもそうですが、「私は日本人です」と言っただけで、顔色も目の色も変わり、対応も変わる。笑
サウジアラビア、ドバイを含む中東エリアは、かなりの親日でもあり、日本人や日本製、日本企業への、信頼とリスペクトは計り知れない程、高いものである。
そして、日本人っていった瞬間に「You are beutiful !!!!!!」って言われて、一気に美人度も増します。笑
(タクシーだと、初対面なのに、毎回レベルで、結婚したい、愛してるまでも言われるくらい。それテンプレートなの?ってくらいマニュアル化されています。笑 たまに本当にしつこくてその対応がめんどくさいので、タクシーで聞かれた時は、他の国出身にしています。笑)
ブースには次から次にお客様が来て、スタッフが足りないくらいでした。私は、ヘアだけのつもりだったのですが、プロダクツの説明などの対応するスタッフが足りなく、繋ぎでサポートにも入りました。が、英語が全然できないので、完全にはお役に立てず、やっぱ英語ってこういうとき必要だよなって思いました。(相変わらず英語の進化はしておりません。笑)できないところは、笑顔とエネルギーでカバー。(得意)
サウジアラビアは、ローカルの方がほぼ人口を占めており、イスラム教がメインの国のため、女性が頭に巻いているヒジャブは男性の前で外せないので、ヘアのブースも個室で見えないようにしてアレンジ。イスラム国のほとんどの美容室は外から中が見えないのも特徴。
ムスリム(イスラム)以外の方は、デモストも兼ねて、目の前でアレンジしたりしていたりとブースはとても賑わっておりました。
今回携わらせていただいた美容メーカーさんは、他国でも海外展開をされているみたいなのですが、サウジは、すべての規模が規格外だと仰っていました。価格、ロッド数、問合せ数などなど・・・用意していた、製品パンフレットやビジネスカードの減り具合は過去一だとおっしゃっていました。
サウジアラビアは、2019年まで、外国人の入国が厳しく、やっと解禁!のすぐ、世の中がコロナになり、それからの今!なので、国外の企業への関心もとても高く、受け入れ体制も広く、嗅覚がいい国外の方々は、ビジネスで狙っている人たちが多いのも現実です。今回のBWSも世界中から集結していましたしね。
もちろんジャンルやカテゴリーにもよりますが、チャンスがあるのは間違い無いです。アメリカンドリームってあるように、次は、サウジドリームって言われる時代になる日も近いのではないかなと思います。(それくらいチャンスを掴んだ後のレベルが違いすぎるということ。規模が本当に規格外。)
それも何もしなくても「JAPAN」のブランドってだけで、有利な状態。これ以上の内容もお話したいところだけど、有料級になるので、笑 ここでは控えますね。笑
ただドバイと違うのが、ローカルの人数と規模はもちろんですが、サウジにはイスラム教の「メッカ」がある土地だということ。”見えない力”も見えないところで大きく影響しています。だからこそ、真実なもので、透明性あるビジネスしか、生き残っていけないのかなと思います。目先の利益や誰かが犠牲になったり、損することをやってしまうと、一瞬で土地から追い出されるエネルギーを感じます。
まあこれは別にサウジでなくても、どこでやっても同じなんですけどね。ただそれが容赦無く淘汰される土地だというのは間違いないと思います。土地のエネルギーはとても神聖で見えない力で守られていますね。だからこそここで成功する人、成功するビジネスは本物であり本質のものしか残っていけないのかなと思います。
話は変わりますが、サウジ女性はとても美意識が高いです!!!美容に対する意識と投資、興味、関心はとても突き抜けています。だからこそ、美容プロダクツへの食いつきも納得の域です。
宗教的にファッションも制限されてるので、美容ケアやコスメなどに集中しているのもあるのかなと。そしてムスリムの方々を見て思うのが、パートナーを”本質”を見て選んでいるなと。
特に女性は、ヒジャブでヘアスタイルも見えなく、アバヤの衣装は、ボディラインも一切見えないものなので、外見からの情報はほぼなしの状態で、どこ見てパートナーを選ぶのかって、もう「心」「オーラ」「香り」しか無いんですよね。だからフレグランスにこだわりがあるのも納得です。
ムスリム以外の私たちは少なからず、視覚からの情報も入ってくるので、いくら性格で選んでるっていってもそれって100%じゃ無いんですよね。無意識のうちに必ずポイントで視覚からの情報が入っている。
ムスリムの方は本当に内側の目に見えないもの(オーラや香り)で選んでいるなと思います。宗教の教えからの影響もあると思いますが、そこプラス唯一露出している顔や肌の美しさ(メイクやスキンケアなど)や香りに全力をかけているというお話もよく耳にしたりします。(異性との関係性は、宗教上、結婚相手のみであり、一夫多妻の制度もあるため、自分のパートナーが外に目が向かない努力をされてるとか。)
同じ人間でもカルチャーや環境が違うだけで、同じ美容というカテゴリーでも価値観って大きく変わるなぁと本当に思いました。
ドバイはもうすでに、様々な面で完成されてる街ですが、サウジは本当にこれからで、まだディープなカルチャーが存在しながらの先進的なものがミックスしはじめていて、これからの大きな可能性を感じます。
私がこういうイスラム国の土地に住むうえで心がけているのは、まず自分に尊厳をたて、そして相手を尊重する、受け入れる姿勢をもつ。カルチャーや宗教を理解し、受け入れたうえでの言動する。お互いにとって、幸せで心地いい空間、環境でいる。どちらかも不快にならないように。特に私はその土地に住まわせてもらっている立場なので、その土地のカルチャー含む、価値観を尊重することを優先しています。
まだまだ完璧では無いと思うけど、寄り添う、受け入れる、調和を常に意識しているところはありますね。
だいぶ話が変わってきましたが、笑
とにかく、今までの価値観やカルチャーでは通用しないことも多いので、視野広げて、柔軟性高めて、いろんなものを受け入れていくという意識がこれから本当に大事になってくるなと思いました。
これからのサウジアラビアは、かなりのビジネスチャンスがあると思います。その中で、必ず、その国のカルチャーや価値観をまず尊重して、この伝統を受け入れたうえで、新しい可能性をクリエイトしていくと、素晴らしい未来をクリエイトすることができるのかなと。本気でサウジドリームになっちゃうんじゃ無いかなというくらい無限に近い可能性を感じます。
私もサウジはこれからも視野に入れて着目していきたいと思っています。
ちなみに今回のBWSの模様は、現地の大手電子新聞 「ARAB NEWS」にて、掲載されています!
それも私の携わった日本のメーカーさんが記事のトップ!!!!ちゃっかり私も写っています!笑
https://arab.news/pdvyw(←リンククリックしたら記事に飛べます)
ご覧の通り、世界中からたくさん集まった会社の中で、日本企業はかなり着目されていえるということです!
ということで、今回はこの辺で!!!
サウジ模様は次も続きます!笑
お楽しみに!!!
シュクラン!
شكرًا لك
ERINA
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